『ロマンシング サガ リ・ユニバース』のキャラクター育成において、避けては通れない最重要システム「技の継承」。この仕組みを理解しているかどうかで、パーティの強さや攻略の幅は劇的に変わります。「新しいスタイルを引いたけど、昔のスタイルが持っていたあの技を使わせたい…」「周回用に全体攻撃を、ボス戦用に回復技を持たせたいけど、どうすれば?」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな「技の継承」の具体的な設定手順から、どの技を継承させるべきかという選び方のコツ、そして意外と知らない注意点まで、あなたの戦術を次のレベルへと引き上げるためのヒントが満載です。
ゲームが苦手なヤスシと、イマドキなめぐの対話を通して、その魅力を楽しく学んでいきましょう。
めぐー、またちょっと教えてほしいんだけど、「技の継承」のやり方がどうしても分からなくてね…。どうやって設定するものなのかな?
またその話?いい加減覚えてよね、しつこいんだけど。
パーティ編成画面で、技を継承させたいキャラを長押しして、技アイコンの横にある「+」マークをタップするだけじゃん。
え、そんなに簡単だったのかい!? 知らなかったよ…。
でも、前にやってみた時、使いたいと思ってた技が一覧に出てこなかった気がするんだけど、何か条件があるのかな?
そりゃあるでしょ。まず、同じキャラクターの別スタイルからしか継承できないの。当たり前じゃん。
あと、継承させたい技を、元のスタイルがちゃんと覚えてないとダメ。
なるほど、同じキャラクターで、技を習得済みじゃないといけないんだね。
そうそう。術の場合はもっと面倒で、継承させたいスタイルがその術の適性を持ってないと継承できないから注意ね。
例えば、火の術が使えないキャラにファイアボールは継承させられないってこと。
へえ、そんな決まりもあるのか。ちなみに、めぐのおすすめの継承って何かあるかい?
うーん、色々あるけど、単体攻撃しか持ってない強いスタイルに、昔のスタイルから全体攻撃を継承させるのは基本だよね。これで一気に周回が楽になる。
逆に、ボス戦用のアタッカーに低コストのデバフ技を持たせて、やることがないターンに敵の能力を下げるのもマジで強い。
すごいなあ、継承ひとつで役割が全然変わるんだね。パパも試してみるよ!
まあ、ガチャで元のスタイル持ってないとどうにもならないけどね。
もー、口で説明するのめんどいから、下にやり方と注意点をちゃんとまとめとくわ。
これ読んで、いい加減マスターしなよね!
これで完璧!技継承のやり方と知っておくべきルール
対話パートで解説された通り、「技の継承」はロマサガRSの戦術の根幹をなすシステムです。ここでは、その具体的な手順から、継承を成功させるための重要な条件、そして戦況を劇的に変えるおすすめの継承パターンまで、一歩踏み込んで詳しく解説します。
「技継承」の基本手順
- キャラクターの弱点を補い、役割を大きく広げられる
- 普段使わないスタイルが、重要な「技の倉庫」として輝く
- 周回から高難易度まで、あらゆる場面の攻略が楽になる
技の継承は、以下の簡単なステップで設定できます。
- パーティ編成画面を開きます。
- 技を継承させたいキャラクターのスタイルを長押しして、詳細画面に移動します。
- 現在セットされている技リストの右側にある「+」と書かれた枠をタップします。
- 画面下部に、継承可能な技の一覧が表示されるので、その中から使用したい技を1つ選択します。
これで継承は完了です。一度設定した技を変更したい場合は、同じ手順で別の技を選び直すだけで簡単に入れ替えることができます。
継承できない?必ず確認したい3つの条件
- 継承の失敗を防ぎ、育成リソースを無駄にしない
- 「どのスタイルから」「どの技を」継承できるか正確に把握できる
「使いたい技が一覧に出てこない」という場合は、以下のいずれかの条件を満たしていない可能性があります。
- 同じキャラクターであること
大前提として、技の継承は同じキャラクター名のスタイル間でしか行えません。例えば、「Aスタイルのアルカイザー」が持つ技を、「SSスタイルのアルカイザー」に継承することはできますが、「アルカイザー」の技を「レッド」に継承することは不可能です。
(※ブラックとハーマンのように、ストーリー上で同一人物として扱われる一部のキャラクターは例外的に継承が可能です) - 継承元のスタイルが技・術を習得済みであること
継承させたい技は、継承元のスタイルがバトル等で閃き、習得済みである必要があります。スタイルを所持しているだけでは、そのスタイルが持つ技を他のスタイルに継承させることはできません。 - 【術の場合】継承先のスタイルに術適性があること
術を継承させる場合は、さらに追加の条件があります。それは、継承先のスタイルが、その術の属性(火、水、風、土、光、闇)に適性を持っていることです。例えば、火の術適性を持たないスタイルに、強力な火術「ファイアボール」を継承させることはできません。
これらの条件に加えて、継承できる技は1スタイルにつき1つだけ、継承先のスタイルが元々覚えている技は継承できない、という制限も覚えておきましょう。
おすすめ継承パターンと戦略
- 単体特化キャラを、高速周回のエースに変える
- 高火力アタッカーに、ボス戦で役立つ補助能力を追加する
- オートバトルでの行動を安定させ、クエストの事故を減らす
技の継承を使いこなすことで、キャラクターの役割を劇的に変化させることができます。ここでは代表的な戦略パターンをいくつか紹介します。
戦略パターン | 継承の具体例 | この組み合わせの強み |
---|---|---|
① 周回効率アップ | 単体攻撃しか持たない高火力スタイルに、別スタイルから強力な全体攻撃技(例: 練気掌)を継承する。 | 1体のスタイルで、ボス戦と道中の雑魚処理の両方をこなせるようになり、イベントやデイリークエストの周回速度が飛躍的に向上します。 |
② ボス戦特化 | メインアタッカーに、別スタイルから低コストのデバフ技(例: 秋風流し)を継承する。 | 高威力技を使うBPがないターンに、敵の能力を下げるデバフ役を兼任できるように。パーティ全体の被ダメージを抑え、安定攻略に貢献します。 |
③ 耐久力向上 | アタッカーやサポーターに、別スタイルから回復術や自己回復アビリティ付きの技(例: 車輪地獄)を継承する。 | 回復役が倒された際の保険になったり、パーティ全体の生存能力を底上げしたりと、高難易度クエストでの粘り強さが格段に増します。 |
④ オートバトル安定化 | BP回復が優秀なスタイルに、あえて低コストの単体攻撃技を継承する。 | オートバトル時に、AIが高コストの大技ばかりを使おうとしてBPが枯渇する事故を防ぎます。低コスト技を安定して使わせることで、行動をループさせやすくなります。 |
このように、手持ちのスタイルを見直し、技を戦略的に組み合わせることで、今までクリアできなかったクエストを突破する鍵が見つかるかもしれません。