【議論】スターレイルのストーリー、ぶっちゃけ分かりにくくない?
壮大な宇宙を舞台にした『崩壊:スターレイル』。その物語は、数多くの専門用語や複雑な設定から「難解だ」と感じる声がある一方、「話の筋はシンプルで分かりやすい」という意見も根強く存在します。この記事では、なぜプレイヤーによって評価が分かれるのか、その原因はどこにあるのかを、ゲームが苦手なヤスシと娘のめぐの対話を通じて深掘りし、物語の本質に迫ります。
めぐー、スターレイルの物語なんだけど、なんだか専門用語が多くてパパには難しいよ…。アイオーンとか星核とか、横文字や難しい言葉が出てくると、話が頭に入ってこなくて。
あー、確かに用語は多いかもね。SFとか慣れてないと特にそうかも。でもさ、話じたいはわかりやすくない?うちは結構シンプルだと思うけど。
そうなのかな?主人公がなんで危険を冒してまで旅をしているのか、その動機みたいなものも、いまいちピンとこなくて感情移入が難しいんだ。
主人公はそもそも記憶喪失じゃん。で、いきなり体の中に「星核」っていう超ヤバい爆弾みたいなのを埋め込まれちゃったわけ。
だから「これ何とかしなきゃヤバい」ってことで、事情を知ってそうな星穹列車の仲間たちと旅をしてるっていう、完全に「巻き込まれ型」なんだよ。
なるほど、自分から進んでというよりは、仕方なくだったんだね。
そうそう。専門用語も難しく考えすぎだって。
「アイオーン」は宇宙のすごい神様たち、「星核」は宇宙に災いをまき散らす癌細胞みたいなもん。で、主人公はその癌細胞を体に埋め込まれた患者さん、みたいな感じ。
おお、その説明はなんだかスッと頭に入ってくるな!
でしょ?その時その時の章のストーリーはシンプルじゃん。
最初の宇宙ステーションは、悪いやつらが襲ってきたのを撃退しただけ。次の雪の星の話は、変な宗教にハマった毒親から娘を助ける話だし。
めぐに言われると、確かに一つ一つの事件は分かりやすい気がしてきたよ。専門用語のイメージに惑わされて、難しく考えすぎていたのかもしれないな。ありがとう、スッキリしたよ!
なぜ難解?スターレイルの物語構造を解説
『崩壊:スターレイル』のストーリーは、なぜ「難解だ」と感じる人と「シンプルだ」と感じる人に分かれるのでしょうか。その構造を紐解き、物語をより楽しむためのポイントを解説します。
物語が「難解」と感じる原因はSF専門用語
- アイオーン(星神):
それぞれが異なる概念(運命)を司る、神のような超越的な存在。 - 星核(せいかく):
「壊滅」のアイオーンが生み出したとされる災厄の種。惑星に大きな災いをもたらす。 - 運命の路(うんめいのみち):
アイオーンが歩む道。キャラクターたちは、いずれかの「運命」の加護を受けて戦う。
物語の理解を妨げる最大の要因は、これらの独自のSF用語です。世界観の根幹をなす重要な設定ですが、序盤から特に丁寧な説明なく登場するため、プレイヤーが混乱しやすいポイントとなっています。これらの用語に慣れるまでが、最初のハードルと言えるでしょう。
主人公の旅の目的は王道の「巻き込まれ型」
- 記憶喪失のスタート
- 体内に埋め込まれた「星核」
- 自身のルーツと謎を追う旅
本作の主人公は、壮大な使命感に燃えて旅を始めるわけではありません。何者かによって体内に「星核」を埋め込まれ、記憶を失った状態で目覚めます。そして、自身の出自や星核の謎を解明するため、半ば強制的に星穹列車に乗り込み、旅に同行することになります。明確な目的が提示されないのは、主人公自身がそれを見つける過程を描く「巻き込まれ型」の物語構造が採用されているためです。
章ごとの物語は驚くほどシンプルで王道
- 宇宙ステーションヘルタ:
突如襲来した未知の軍団を撃退するSFパニック活劇。 - ヤリーロ-VI:
氷に閉ざされた星で、支配層の嘘と戦い、人々を解放するディストピア革命譚。 - 仙舟「羅浮」:
不老不死を巡る陰謀に立ち向かうスペースオペラ風ファンタジー。
難解な世界設定とは対照的に、各惑星で展開されるメインストーリーの筋書きは、非常にシンプルで王道です。専門用語を一度脇に置いて、「誰が」「何に」困っていて、「それをどう解決するのか」という点に注目すれば、どの章も非常に分かりやすく、感情移入しやすい物語になっています。壮大な謎は背景にありつつも、目の前の人助けに奔走するのがスターレイルの物語の基本スタイルなのです。
補足及び正確性チェック
- 記事内で解説した専門用語(アイオーン、星核、運命の路)の意味は、ゲーム内のチュートリアルや用語集、および公式のコンテンツで示されている設定に基づいています。
- 主人公が「巻き込まれ型」であるという評価や、各章のストーリーが王道的であるという分析は、多くのゲームメディアやユーザーコミュニティで共有されている一般的な見解です。

これは中国の古典が大きく影響しているのかなぁ。絶対神のような存在が出てきて置いてけぼり設定が多い印象。
西洋文化になれた現代人、特に日本人はとっつきにくい設定が多いのかも。
韓国も「俺レベ」みたいな複数の絶対神が別次元で抗争を繰り広げているような話だったりするよね。

まあ、現地の中国人にも不評だったりするけどねw翻訳泣かせとかも言われたりする